【観覧ペアチケット 読者プレゼント実施中!】

【映画】マイ・エンジェル

現在、全国順次公開中の『マイ・エンジェル』は、きらびやかな街の片隅に取り残された母と娘の胸が張り裂けるほどの愛の物語です。オスカー女優であるマリオン・コティヤールが出演を熱望した気鋭の新人女性監督による美しくも切ない感動作をご紹介します。

胸が張り裂けるほどの〈愛〉の物語

南仏コート・ダジュールのシングルマザーであるマルレーヌは、8歳の娘エリーを“エンジェル・フェイス”という相性で慈しみ、気まぐれなその日暮らしの生活を送っていました。しかし、酒癖の悪さがたたり、結婚相手の男性との関係が破綻したマルレーヌは、厳しい現実から逃げるようにエリーの前から姿をくらましてしまいます。アパートに置き去りにされたエリーは、ヴァカンスの季節が過ぎ去った街を危うげにさまよい、海辺のトレーラーハウスに住む孤独な少年フリオに「パパは知らない。ママはいなくなった。」と打ち明けます。やがて自分の取り巻くこの世界の残酷さを知り、行き場を失ったエリーは突然舞い戻ってきたマルレーヌを拒絶し、衝動的な行動に走るのですが……。

リアルな社会問題を取り上げた描出

本作品は、きらびやかな世界に取り残され、迷子のように彷徨するひと組の母娘の物語。幸せのありかはおろか、自分たちの居場所さえ見つけることのできない主人公のマルレーヌが、母親であることの責任に耐えかねて現実から逃避していく姿を描出。そして、このヒューマン・ドラマはどことなく大人びた少女エリーの好奇心と不安が揺らめく視点で語られ、その繊細にてスリリングな映像世界は観る者の胸を締め付けます。
依存症や育児放棄といったリアルな社会問題を取り組みながら、人間の優しさと脆さ、愛の尊さと痛み、傷ついた母娘の絆の崩壊と再生を紡ぎ上げたエモーショナルな一作です。

名女優が出演を熱望した気鋭の新人監督による感動作

『エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜』でアカデミー賞主演女優賞を受賞し、名実共に世界的なスター女優となったマリオン・コティヤール。天使のように美しい我が子を思いながらも、愛し方のわからない“母親”という難しい役を、渾身の役作りで体現しています。
さらに注目は、もう一人の小さな主演女優エイリーヌ・アクソイ=エテックス。厳しい現実を生きる少女を演じ、母親への眼差しの複雑さ、過酷な世界を生き抜く強さをも表現してみせました。
監督は、出演作を厳選することでも知られるマリオン・コティヤールに「素晴らしい才能の誕生」と言わしめた本作品が長編デビュー作となるヴァネッサ・フィロ。
コート・ダジュールの美しいリゾート地を背景に、心を激しく揺さぶられる物語をスクリーンでお楽しみください。

作品情報

『マイ・エンジェル』

全国順次公開
出演:マリオン・コティヤール『サンドラの週末』『君と歩く世界』『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』
エイリーヌ・アクソイ=エテックス、アルバン・ルノワール『ザ・スクワッド』『ゴール・オブ・ザ・デッド』
監督/脚本:ヴァネッサ・フィロ
撮影:ギョーム・シフマン『アーティスト』
2018 年/フランス/英題:angel face /シネマスコープ/108 分/PG12
HP:http://my-angel-movie.com

© 2018 WINDY PRODUCTION – MOANA FILMS – MARS FILMS LYNK HOLDINGS LIMITED – MY UNITY PRODUCTION