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【映画/アニメ】四畳半神話大系

作品概要

京都を舞台に神話を交えたファンタジーと文学を融合させた話を書くことを得意とする森見登美彦氏の小説。
アニメ化もされました。大学3回生である主人公は今まで大学で過ごした2年間の空虚さを
下宿先である下鴨幽水荘の四畳半の自室で嘆きます。
大学入学時、あの頃違うサークルに入っていれば・・・。と後悔することに思いを馳せ
それぞれの章に渡ってデジャブを繰り返しながら違うサークルに入った世界を歩んでいきます。
どのサークルに入っても同じく最終的にくだらないことに時間を不毛に費やし
恋路は発展しないまま終わって行く主人公ですが、それを毎度嘆き続けると
そこには抜け出すことができない永遠と続く四畳半の世界が待っていたのでした。

レビュー

男性なら誰もが体験したことであろう空虚さともどかしさが味わえます。
反対に女性であれば、男って馬鹿だなぁと呆れてしまうでしょう。
しかし、そこにこの小説の面白さがあります。
結局、過ぎ去った日々を嘆き、後悔するだけでは何も始まらないという教訓を与えてくれます。
世界感も独特で京都の実際に存在する地名が登場しリアルさがあるものの
起こる物語はファンタジーでもありリアルでもあります。
主人公の1人称目線で文章は書かれていて、その言い回しも文学作家を思わせるような
独特で遠回しで難しい言葉が出てくるも、ユーモアがあるのでテンポよく読み進めることができます。
アニメ版も独特な絵柄で表現されているのでその独特な世界観に浸れること間違いなしです。