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アートのかけ算 vol.3- ゴッホ 美術展『ゴッホ展』× 映画 2作品【 アートの楽しみかた 】

ゴッホ

【アートのかけ算】第3回目は、東京・上野の森美術館で開催されている『ゴッホ展』と、この秋 劇場公開されるゴッホをテーマにした映画作品を掘り下げたいと思います。是非最後まで読んでいただけると幸いです!

ゴッホ という人物について

豊かな表現力と鮮やかな色彩で人々を魅了し続ける画家のフィンセント・ファン・ゴッホは、10年間という短い画業にもかかわらず、多くの作品を残しました。そんな彼が描いた「ひまわり」や「星月夜」など…作家名や作品名、その詳細や背景などは知らなくとも、どこかで目に触れているかもしれませんね。

画家・ゴッホのエッセンスを凝縮した「ゴッホ展」

『ゴッホ展』では、ファン・ゴッホが手紙のなかで語っている言葉を交えて彼が手掛けた作品約40点、彼に影響を与えた印象派を代表する巨匠たちの作品約30点とともに、画業の変遷から独自の画風に辿り着くまでの過程を掘り下げて紹介しています。

今回、7年ぶりに来日する《糸杉》、《麦畑》、《オリーヴを摘む人々》など、ゴッホが晩年に重要なテーマとして挑み続けたモティーフの作品が一堂に会します。彼が手掛けてきた数多くの静物画のなかでも“最も美しい作品のひとつ”と称される名作《薔薇》も展示。これまでの記録で確認されるかぎり日本初公開となる《パリの屋根》など、日本で紹介される機会が少なかった貴重な作品が対峙できるそうですよ。

ゴッホ展 ゴッホ展 レポート | 画家・ゴッホが生まれるまで

ゴッホを知ることができる映画作品をチェック!

東京・上野の森美術館で「ゴッホ展」が開催されるほか、彼をテーマにした映画作品が連続公開されるなど、今年の秋はゴッホ一色になりそうです!

ゴッホとヘレーネの森 クレラー・ミュラー美術館の至宝

ゴッホの世界最大の個人コレクター、ヘレーネ・クレラー=ミュラー夫人の目を通して、全く新しい視点でゴッホを描いた傑作ドキュメンタリー『ゴッホとヘレーネの森 クレラー・ミュラー美術館の至宝』

1890年に自ら命を絶ったフィンセント・ファン・ゴッホ。生前は作品が評価される機会も少なく、死後は遺族がほとんどの作品を所有していたため、無名の存在に近かったのだそう。そんなゴッホの作品と出会い、個人収集家としては最大規模の300点(うち油彩は85点)を収集したのはヘレーネ・クレラー=ミュラー。オランダ有数の資産家であり、4人の子供の母でもあった彼女は、1906年頃から絵画のコレクションを始めました。彼女の興味はゴッホが影響を受けた画家たちにも広がり、一大コレクションは1938年にクレラー=ミュラー美術館として結実。彼の作品を収集し美術館まで設立したある人物を通して、ゴッホの人物象と作品に迫るアート・ドキュメンタリーです。

本作では『ファン・ゴッホ 麦と空の間に』展キュレーターでゴッホ研究の第一人者であるマルコ・ゴルディンが監修を務め、ゴッホが修業時代に描いた素描画から自殺の直前まで変化し続けた作風を、波乱の人生と重ね合わせて解説。また、『人間の値打ち』(13)や『歓びのトスカーナ』(16)などで知られるヨーロッパを代表する女優、ヴァレリア・ブルーニ・テデスキがガイド役として登場。ゴッホとヘレーネが残した膨大な手紙から、芸術と人間の生を探究する2人の深層に迫ります。監督はイタリアを拠点にアート・ドキュメンタリーを手掛けるジョヴァンニ・ピスカーリアです。

【作品】

『ゴッホとヘレーネの森 クレラー・ミュラー美術館の至宝』

10月25日(金)より新宿武蔵野館他、全国公開中!
監督:ジョヴァンニ・ピスカーリオ
脚本:マッテオ・モネータ
音楽:レモ・アンツォヴィーノ
©2018- 3D Produzioni and Nexo Digital – All rights reserved

永遠の門 ゴッホの見た未来

孤高の天才画家ゴッホの繊細で強烈な人生を描いた『永遠の門 ゴッホの見た未来』

幼いころから精神に病を抱え、まともな人間関係が築けず、常に孤独だったフィンセント・ファン・ゴッホ。才能を認め合ったゴーギャンとの共同生活も、ゴッホの衝撃的な事件で幕を閉じてしまいます。あまりに偉大な名画を残した天才は、その人生に何をみていたのでしょうかー。

生きているうちに誰にも理解されなくとも、自分が見た<世界の美しさ>を信じて筆を握り続けた彼が、不器用なまでに懸命に芸術と向き合い、孤高の人生を通して何を見つめたのか、スクリーンを通して追体験してみてください。

【作品】

『永遠の門 ゴッホの見た未来』

2019年11月8日(金)新宿ピカデリー他全国ロードショー
監督:ジュリアン・シュナーベル『潜水服は蝶の夢を見る』
出演:ウィレム・デフォー、オスカー・アイザック、マッツ・ミケルセン、ルパート・フレンド、マチュー・アマルリック
© Walk Home Productions LLC 2018

ゴッホを通して人生の生き方を考える

私たちは手掛けた絵画作品や題材にした映画作品から想像を膨らませ、フィンセント・ファン・ゴッホの人物像を読み取るしかありません。しかし、そこには偉大な名画を残した天才の姿はなく、芸術に対して懸命に向き合った孤独な人間がいました…。

他者に認められたい、他人に評価されたい、という承認欲求を抱える人達が多い昨今、見方を変えれば他人によって支配されているといっても過言ではありません。しかし、他人の目を気にするあまり“本当にやりたいこと”に目を瞑っていませんか?

自分の信念に従うことは…時に孤独になってしまうこともあるでしょう。でも、名画を遺したゴッホのように何かを為し得るには、孤独と向き合い、自分と向き合い、そんな時間をも諭す必要があるかもしれませんね。

次回の【アートのかけ算】はどんなネタにしようかな⁇
嬉しさのトキメキを共有できるように努めます。
お楽しみに〜!!!

アートの楽しみかたとは

アートの楽しみかた 】は、何気ない日常の瞬間からアートを感じたり、当たり前の生活からカルチャーを発見したり…そんな嬉しさが込み上げるトキメキを記録していく不定期コラムです。“好き”と“好き”を繋げることで新たな視野を広げ、温故知新の精神で過去から未来へと結んで、自分をアップデートしていく力になれたら幸いです。


メインビジュアル クレジット:
『自画像』フィンセント・ファン・ゴッホ
1889年作 油彩・カンヴァス 65cm×54cm
収蔵場所 オルセー美術館(フランス・パリ)