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【アートの楽しみかた】 -アートのかけ算 vol.1- 映画『ライ麦畑の反逆者 ひとりぼっちのサリンジャー』× 文学『 ライ麦畑でつかまえて 』

何気ない日常の瞬間からアートを感じたり、当たり前の生活からカルチャーを発見したり…そんな嬉しさが込み上げるトキメキを記録していく不定期コラムです。“好き”と“好き”を繋げることで新たな視野を広げ、温故知新の精神で過去から未来へと結んで、自分をアップデートしていく力になれたら幸いです。

第一回目は…アートやカルチャーとどう繋がっていくの?という疑問の声が飛んできそうですが、現在公開中の映画『ライ麦畑の反逆者 ひとりぼっちのサリンジャー』から、天才作家 J・D・サリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』について、別視点で掘り下げていきたいと思います。

アニメから教えてもらった J・D・サリンジャー

02 「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」より © 2011 士郎正宗・Production I.G

出典:https://mag.sendenkaigi.com/brain/201403/design-view/001772.php

まきたそ

私が J・D・サリンジャーの存在を知るキッカケとなったのは、SFアニメ『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』でした。当時、作中のストーリー展開も夢中になりましたが、アイコン的なマークが可愛らしくて、グッズなんかを随分買いあさりましたね(笑)

それはおいといて…
本作品の主人公である草薙素子が「社会に不満があるなら自分を変えろ。それが嫌なら耳と目を閉じ、口を噤んで孤独に暮らせ。それも嫌なら…!」という冒頭の名台詞は強い印象を残すのですが…

私は作中に出てくる特A級ハッカーの笑い男であるアオイが、「I thought what I’d do was , I’d pretend I was one of those deaf-mutes」(僕は耳と目を閉じ、口をつぐんだ人間になろうと考えた)に、「or shoud I ?(だが、ならざるべきか?)」という文言を加えて、後々ネットで調べてみると、J・D・サリンジャー著書『ライ麦畑でつかまえて』の引用であることを知りました。

1ページ、1ページ、読みにくい…orz

©2016 REBEL MOVIE, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

アニメに溺れてから数年が経過し、19、20歳の頃に手に取った本作品。
…その印象は現在でも変わっていませんが、如何せん読みにくい作品です!!!
大体文章が「〜だな。」「〜というわけさ。」という癖のある口語体で、一人称の人が読者に語りながら展開されていくという特殊な構成です。その上、人の日記を読んでいるような感じなので、淡々とストーリーが流れていきます。

とはいえ、全世界累計6500万部突破、世界中の若者に衝撃を与え、無数のフォロワーを生み出してきた20世紀のベストセラー。大人社会の欺瞞(インチキ)をからかい、無粋無垢なるものを求める16歳の主人公ホールデンの姿は、時代や国境を超えて、これまで多くの読者に共感をよんできました。

発売されるや否やアメリカ文学の常識を覆したこの小説は、カリフォルニア教育委員会のボイコットを受け、ジョン・レノン暗殺犯やレーガン大統領暗殺未遂犯の愛読書だったというセンセーションな報道によっても、当時のアメリカ社会を大きく揺るがした作品です。

是非、ページを捲るたびに明らかになってくるJ・D・サリンジャーが伝えたいメッセージを汲み取ってみてください。

様々な題材が使われる『 ライ麦畑でつかまえて 』

クラシックバレエの伝統的な様式も受け継ぎながらも、革新的な新しい芸術性を切り開いている、モーリス・ベジャール。

彼が設立したバレエ団による演目において、少しだけモチーフとし用いられていたり…バレエをはじめとし、他の芸術分野にも影響を与えている『ライ麦畑でつかまえて』。

私はアニメからはじまり、文学へと繋がっていきました…そして、文学から他の芸術分野へと派生し、知識が広がっていくことの楽しさや、本物を知ることの大切さを学びました。1つのジャンルだけに拘らず、偏らず…興味が新たな視野を広げていくことで、知識になり、教養になり、自分を豊かにしていくことに繋がっていくと思います。

次回の【アートのかけ算】はどんなネタにしようかな⁇
嬉しさのトキメキを共有できるように努めます。
お楽しみに〜!!!