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【 アートの楽しみかた ・中級編】アートがもっと楽しくなる3つのポイント

前回の【 アートの楽しみかた 初級編はいかがでしたでしょうか?芸術鑑賞のお役に立てたら幸いです。
本題に入る前に、アートへの敷居が低くなるトピックを紹介させていただきます。

下調べは不要!思いっきり楽しんで

よく誤解されるのですが「〇〇(作者)について何も知らないから、展覧会を訪れても難しいからわからない」という意見。
知ってるから観に行けるというルールなんてありません。むしろ情報がない状態で行ったほうが、作家の作品をフラットに鑑賞でき、純粋にアート作品を楽しめます。
ほとんどの展覧会には”キャプション”(説明が書かれているパネル)が設置されているので、気になる作品の一歩向こう側を知りたい場合には、キャプションの内容に目を通してみましょう。作品の隣りに設置されているので、作品とテキストを見比べながら、より深く楽しめること間違いありません。
また、個人的に質問してみたい時は、各フロアにスタッフがいらっしゃるので、迷惑にならない程度に質問するのもいいかもしれません。もしかしたら、書いてないことを教えてくれるかもしれませんよ。
ですので、どうぞ安心して展覧会を思いっきり楽しんでください!!!

アートがもっと楽しくなる3つのポイント

Photo by Vincent Tantardini on Unsplash

さて、今回は中級編。ミドルなアートユーザーが展覧会にて楽しめる、オススメの3つのポイントをご紹介します。
ただ観るだけでなく、色んな要素と並行して鑑賞してみると新たな発見があるかもしれません。

時代背景に注目する

少し慣れてくると、「フランス革命の前後だ!」「第一次世界大戦前だった」など、時代背景から作品を見るのもオススメです。圧倒的に作品の捉え方が変わります!歴史の勉強にも繋がりますし、色んな要素で作品に顕著に表れていることが多いです。また、この頃の流行や使用している素材の特異さ(現在は使用禁止になっているなど)にも注目すると面白く、歴史的背景が大きく作品に関わっていることが如実にあらわれています。

作者の人生に注目する

「この頃にパリに留学した」「この年に作者は結婚した」など、人生のターニングポイントを区切りにして、作品と照らし合わせて鑑賞してみるのも1つの楽しみ方です。「留学前までの作風が留学してから、留学先で様々な影響を受けて変わった」「家族が出来てから、モノクロだった作品に彩色が加わるようになった」など、作者の心境を想像しながら作品に触れてみると、胸が苦しくなったり、愛おしくなったり、色んな感情が湧いてくるかもしれません。

影響されたアーティストにも注目する

有名な作家でも、作品創りの際に影響された作家や文化があります。
例えば、銅版画家の駒井哲郎氏は、ルドンに影響を強く受けています。そのためルドンが手掛けていたモノクロ作品に影響を受けて少しダークな印象がありますが、晩年にはルドンが彩色を用いた作品を創り出していることから、駒井氏も鮮やかな色彩を用いていることが分かります。そんな共通点に着目してみると新たなアートの楽しみ方を模索できます。(参照:【レポート】ルドンを愛した銅版画のパイオニア『駒井哲郎 ー 煌めく紙上の宇宙』)
文化でいうとジャポニズム!日本の”浮世絵”に影響を受けた作家は多く、印象派の巨匠であるモネや、荒々しいタッチで名画を生み出したゴッホも、葛飾北斎や歌川広重の浮世絵に影響されました。
そういった点から観るのは大いに楽しむ要素となり、複数の作家についても知れることで、”1度で2度美味しい”お得な気分になります。

オススメの”アート鑑賞会”

ライターのまきたそと行くClassyアート鑑賞会では、アートに興味があるけどもう一歩が踏み出せない方や、アートから豊かな暮らしを楽しんでほしいという思いから、Classy Academy 代表・写真家である石井江奈さんと共催している鑑賞会です。
会場を巡りながら作品解説はもちろんのこと、取材のこぼれ話を挟んでくれたり、アートを起点に当日の参加者と交流ができます。
「美術館は1人で楽しむもの」というレッテルを良い意味で破ってくれた企画です。興味のある方は是非募集中の鑑賞会をチェックしてみてください!!!

Main Photo:Photo by Debby Hudson on Unsplash