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アートで お花見 を楽しもう! vol.3

お花見

世界中のアートで、“ お花見 ”を楽しんでみませんか?
さてさて、勝手に世界各国をめぐりながらアートでお花見を敢行してしまった【アートでお花見を楽しもう!vol.1 vol.2 】に引き続き、vol.3 も世界のアートからみるお花見に焦点をあてて様々な作品をお届けしていきます!
今回は、ヨーロッパでも北欧方面に足を運びます。それでは、皆さんお花テーマにしたアート作品を鑑賞しながらインドアお花見を楽しんでくださいね!

in JAPANA(日本)

お花見

池田 学《誕生》2013-2016年 所蔵:佐賀県立美術館

こちらは六本木・森美術館で『カタストロフと美術のちから展』鑑賞した池田学さんの《誕生》。2011年の東日本大震災を意識して描かれ…自然災害を乗り越えた文明の再生がテーマとのこと。絵画全体の大きさは4m×3mという巨大な作品ですが…見れば、見るほど、線路、遊園地、桜の大木とが渾然一体となり、最下部には荒々しい波が押し寄せています。まだまだ復興しきれていない人々の暮らしのなかにも、希望あふれるようなちょっとした情景が含まれている緻密描写。「えー!!みたいー!!」と思ったそこのあなたに朗報!これ、アプリで見れるんです!!気になる方はこちらから…「Hi-Res ART 池田学『誕生』のすべて」

in England(イギリス)

https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g186338-d731192-Reviews-Benugo_Victoria_Albert_Museum-London_England.html

お花テーマに書いているアート作品は数あれど、そのイギリス出身の有名アーティストが多すぎる!!!ラファエル前派の一員であった天才画家ジョン・エヴァレット・ミレー、マルチな分野で大きな業績を挙げた「モダンデザインの父」のウィリアム・モリス …あ!「Flower Bomber」など世界各地にゲリラ的に描く覆面芸術家のバンクシーもそうだった!と決め切れません(涙)
んー、困ってしまいましたが…私のカフェ化影響で申し訳ありませんがウィリアム・モリスにしようかな?19世紀後半の英国において装飾芸術家・社会主義者・詩人として活躍しました。2年前にイギリスを訪れた際に…V&A美術館内のカフェテリアではウィリアム・モリスが手がけた「モリス・ルーム」がありました!手の込んだ職人技が細部にまで行き届き、よく見れば見るほど味わいの増す部屋です。あー!また遊びに行きたいー!

in Norway(ノルウェー)

お花見

『叫び』の作者として世界的に有名で、ノルウェーでは国民的な画家である、エドヴァルド・ムンク。記憶にも新しい…2018年に東京都美術館で開催された「ムンク展―共鳴する魂の叫び」。会場では、愛や絶望、嫉妬、孤独など人間の内面が強烈なまでに表現された代表作の数々から、ノルウェーの自然を描いた美しい風景画、明るい色に彩られた晩年の作品に至るまで、約60年にわたるムンクの画業を振り返ることができましたね!そんなエドヴァルド・ムンクのコレクションも所蔵されているオスロ国立美術館では、1800年~1900年代のノルウェーの画家の作品などおよそ40万点が収蔵されています。現在、美術館サイトではデジタル・アーカイブ化の無料開放により、ムンクの叫びも含んだ合計3万枚の名画を無料ダウンロードすることができます。過去にムンク作品をご覧になられた方々も…「あ!あの作品のスケッチだ!」「あの作品の源流がある!」などの新しい発見があることでしょう。ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか?

in Sweden(スウェーデン)

カール・ラーション《アザレアの花》 1906年 水彩 ティールスカ・ギャラリー Photo:The Thiel Gallery / Tord Lund (C)The ThielGallery/ ThielskaGalleriet, Stockholm

家族をモティーフにした温かい作品で知られるスウェーデンの画家、カール・ラーション。こちらも東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館で展覧会がスウェーデンの暮らしを描いた数々の作品から、その時間の過ごし方や心の持ち方を学んでみてはいかがでしょうか。家族との時間を大切にして絆を深めたり、時間の流れを意識しながら過ごしてみたり、家での過ごし方を工夫しながら生活の中で小さな幸せ見つけてみてはいかがでしょうか?彼の作品からは日々丁寧に過ごしながら、感謝しながら暮らしている印象を受けます。今置かれている自分の環境の中で、幸せを感じる瞬間を大事にしてみてください。心の在り方ひとつで誰しもが幸せになれるかもしれません。

in Denmark(デンマーク)

お花見…美しい花々を可憐な女性に例えられることもありますが、そんな概念も時代とともにアップデートされゆく昨今。自分や他者について思い巡らせるなかで、LGBTQについても考えてみてもいいかもしれませんね…なんたって時間はたっぷりとありますから。さて、そんな中でご紹介したいデンマークの画家兼イラストレーターのリリー・エルベ。世界初の性別適合手術(男性から女性)を受けた人物として知られています。そんな彼女を最期まで支援した奥様の前衛女流画家のゲルダ・ヴィーグナーも素晴らしい作品をのこしています。こちらの動画はゲルダが手掛けた作品…初期アール・ヌーヴォーから後期アール・デコへのスタイルへと変化していき、主にトレンドにのった女性を画題としてファンタジーで優雅な肖像画が特徴です。紹介されている彼女の作品には女装した夫リリー・エルベが描かれているものもあります。もっと詳しく知りたい方は…映画「リリーのすべて」をご覧になってみてくださいね。…なんたって時間がたっぷりとありますから。

長い旅路、お疲れ様でした。
日本を出国して4カ国を巡りながら、ご覧になられた美しいアート作品…いかがでしたか?

一斉に美しい花を咲かせる生命の息吹と、あっという間に散ってしまう儚さ…その刹那的に移り変わっていく姿に人生をなぞらえては、“趣”という独自の文化を持った私たちに大切なことに気づかせてくれる「お花見」。
来年は河川敷の桜に微笑みかけられるように命のための大切な選択をしてみてくださいね。

番外編では…どんな国を巡ろうかな?楽しみにしててくださいね〜。