【Classy アート鑑賞会 vol.6】『ゴードン・マッタ=クラーク展』アフターレポート!

ライフスタイル系WEBマガジンにて美術展や映画の紹介記事をはじめ、
カルチャー系を中心に執筆活動している、ライターの新麻記子です。

先日、東京国立近代美術館にておこないました、
【Classy アート鑑賞会 vol.6】が無事に終了いたしました!

参加者様には共催しているClassy Academy 代表・写真家である石井 江奈さんのお友達や、
Peatixでの前日締切にもめげず丁寧にメッセージをいただいた方…
そして、今回初の試みだった男性参加者様まで!

計6名の参加者様とともに、アート・建築・ストリートカルチャー・食など様々な分野で
活躍したゴードン・マッタ=クラークのアジア初の大回顧展を鑑賞いたしました♪

石井江奈さんのレポートはこちらから…
会の様子をとっても分かりやすくまめてくださってます^^


(こちらは「木の素描」の前でレクチャーしている様子)

今回、アーティストご本人が35歳という若さで亡くなっているだけでなく…
破壊的な“ビルディングカット”という手法を展開した作品は、
再開発で建物が取り壊されていくプロセスに介入し、
捨てられた空間や人の歴史・記憶に光を当てており、

その為…
彼が手がける作品のほとんどが一時的にてしか存在しておらず、
アーカイブとして保存されているものは数少ないため
開催すること自体が難しい展覧会なのです!

しかし、40年前に彼が生み出したアイデアやメッセージから、
今を豊かに生きるためのヒントを感じ取ってほしい!
そんな想いから開催した本イベント。。。

きっと、開催に踏み切った館長さんや企画した学芸員さんも
同じ気持ちだったのではないかな?と思います^^


(こちらは「フード」の項目のところでレクチャーしている様子)

少なからずアーティストが作品を生み出す際…
自己のアイデンティティの露われだけでなく、
社会に対する価値観の問いかけが含まれています。

今回、熱を込めてレクチャーしたのは活動期間の時代背景でした☆
キャプションなどではサラッと紹介されている1970年代…
当時のアメリカはベトナム戦争を繰り広げていました。

そんな政治情勢を背景に捉えながら、彼が拠点を置いていたNYに焦点を当てると…
金融危機、人口流出、治安悪化、最悪のどん底時代と呼ばれていたのです。


(こちらは参加者様と石井江奈さんが「グラフィティトラック」の撮影後に談笑している様子)

そんな時代背景を汲み取りながらレクチャーした【Classy アート鑑賞会】では、
ご参加いただいた方から下記の感想をいただきました!


★麻記子さんからの解説を聞きながら作品を見られて、
とても理解が深まり、楽しかったです^^(30代 女性)

★ゴードンのような破天荒さはこれからの時代を生きる力の一つだと感じています。
アートは当たり前の枠を超えさせてくれるツールの一つのように思いました。
私自身も様々な見方や考え方を磨いていきたいと思います!
またぜひ参加させてください。(30代 女性)

★難しいアートをわかりやすい言葉で話してくださる麻記子さんの解説に、
江奈さんがみんなが??と思うようなポイントを代表して質問くださる流れで、
ますます理解度が増しました!その相乗効果も素晴らしい!(40代 女性)

★キャプションにはない情報…
解説があることで知れないことが知れたことがよかったです。(40代 男性)

★参加させていただくにあたり下調べを行ったのですが…
その時はゴードンさんがやんちゃな人だという印象を受けました。
しかし、解説を伺って…社会の接点、人との関わりに対して、
アートで問題定義をしたのだということが分かったり、
そんな彼に刺激を受けました。(40代 男性)

★解説があることで普段ならあまり選ばないジャンルに飛び込めました!
近代美術にハマりそうです(笑)(40代 女性)


素敵なご感想をありがとうございました^^♪

伝えたいことが伝わること…
ゴードンの狙いを汲み取ってくださったことが嬉しい。

最悪のどん底時代だったからこそ
アートを通して身近な問題を浮き彫りにし、
解決策を指し示していたと考えられています。
ゴードンは自身が手掛けたパフォーマンスや参加型作品を通して、
人と人とが関わるコミュニティ形成の大切さを訴えかけています。

現代を生きる私たちは豊かな時代にも関わらず、
心のどこかで孤独を抱えているように思います。
便利であっても満たされないのは…
人と人との関わりが簡略化されても事足りてしまうからかもしれません。
だからこそ、彼の危惧したメッセージを受け取ることに意味があると感じました。

まだ本展覧会に行かれていない方は…
今を豊かに生きるヒントを見つけに足を運んでみてはいかがでしょうか^^?

美術展情報
『ゴードン・マッタ=クラーク展』
会期:2018年6月19日(火)~2018年9月17日(月・祝)
会場:東京国立近代美術館 1F 企画展ギャラリー

時間:10:00~17:00(金・土曜は10:00~21:00)
※入館は閉館30分前まで
休館日:月曜(7/16、9/17は開館)、7/17(火)
公式サイトhttp://www.momat.go.jp/am/exhibition/gmc/