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【 アートコラム 】今だから見たい♡春を感じる花の名画3選

桜の満開情報が発表され、ついに春本番の景色になりましたね!お友達やご家族で、すでにお花見を楽しまれた方も、多いのではないでしょうか?
今回の【 アートの楽しみかた 】は、そんな時期にぴったりな花が描かれた名画を3作品、ご紹介します。

水面に反射した花まで美しい名画

最初にご紹介するのは、印象派の代表的な画家、クロード・モネの作品です。

フランスのジヴェルニーに家を持っていたモネ。その家に引っ越してきた当初は、まだ貧しい画家でした。
自宅の広い庭は、自給自足で生活するための庭だったそうで、野菜中心に植えられていたそうですが、作品が売れるようになってから、庭を彩っていた野菜たちは、次第に花へと変わっていったそうです。

モネと言えば、『 睡蓮 』がとても有名です。しかし、彼の庭では「 睡蓮 」だけでなく、多種多様な植物が植えられ、「 睡蓮 」だけにヒューチャーされたものだけではありません。こちらの作品も、池にかかったアーチに赤や黄色の花が点在し、水面に映った光景がとても美しい作品です。

庭師が顔負けするほど植物に知識があったモネは、同じ花を色違いで何色も植えるなどし、庭の花を楽しみつつ描いていたようです。
この作品でも、色とりどりの花がたくさん咲き誇っている様子が伺えます。

4種の花を楽しめる連作の名画

次にご紹介するのは、19世紀末のパリでアール・ヌーヴォーを代表する画家として活躍した、アルフォンス・ミュシャが手掛けた作品です。


                  アルフォンス・ミュシャ『 四つの花 』1897年
                   (Photo by パブリックドメインQ:著作権フリー画像素材集)

 

ミュシャの作品は、装飾性が高く繊細に描かれた花々と、しなやかな曲線で描かれる女性が、美しく魅力的なのが特徴です。こちらの作品は、4枚のパネルに、それぞれの花をテーマにした絵が描かれた4枚一組の連作です。左からバラ、アヤメ、カーネーション、ユリが描かれています。

ミュシャは、各植物の特徴をつかむように、細かな部分までよく観察して描いていたそうです。丁寧に描かれた花々は、花びらの形や付き方をよく見ることもおすすめですし、茎や葉の部分は、ミュシャらしい流れるような曲線で表現されています。
作品全体が華やかさをまとい、上品な美しさを感じさせてくれます。

生命の息吹を表す名画

最後にご紹介するのは、『 ひまわり 』で有名なフィンセント・ファン・ゴッホの描いた作品です。

フィンセント・ファン・ゴッホ 『 グラスに入れた花咲くアーモンドの枝 』1888年
(Photo by バブリックドメイン美術館)

私たち日本人が見ると、桜に似た花にも見えるアーモンドの花。ゴッホは、本作以外にも、アーモンドの花や樹を描いた作品を数点残しており、新しく生まれる生命を表すモチーフとして、描いていたようです。
ゴッホの弟であるテオに子どもができた際にも、喜ぶと共に、アーモンドを描きはじめたことを手紙で報告したエピソードが残っています。

小さなグラスに入ったアーモンドの花は、蕾のような部分も見受けられ、これから開花しそうな楽しみも感じられる作品です。


今回は、1800年代後半に活躍した画家よって描かれた、3枚の名画を紹介しました。
他にも、春を感じる作品はたくさんあるので、お気に入りの作品を探してみてくださいね。

アイキャッチ:ローレンス・アルマ=タデマ『 薔薇の庭 』1890年
(Photo by パブリックドメインQ:著作権フリー画像素材集)