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【Art×Travel】世界の美術館巡り スペイン編 vol.1 プラド美術館

【Art×Travel】では、世界各国の美術館巡りに最適な情報をお届けするコラムです。
ひとり旅、ふたり旅、女子旅、夫婦・家族旅など…世界の名だたる観光スポットももちろんですが、国外不出のアート作品にも出会える美術館も抑えておきたいところ。
是非、その土地を訪れたら美術館に足を運んでみてはいかがでしょうか?
今回は、美のコレクションが集まるスペインマドリードの美術館を全3回にわたってご紹介します。

まずvol.1では、世界三大美術館のひとつとも言われるプラド美術館です。
各地域、時代の名画をはじめ、圧倒的な数のスペイン絵画を収蔵しています。
なかでも、ベラスケスやゴヤ、エル・グレコの最高傑作は必見です。
さて、早速美術館に行ってみましょう!

美術館の外で、巨匠たちがお出迎え

スペインを代表する宮廷画家として活躍していた、ベラスケス(1599~1660)とゴヤ(1746~1828)のブロンズ像がプラド美術館の外でお出迎えです。
“絵画の黄金時代”といわれる17世紀のスペイン王室で活躍したディエゴ・ベラスケスは、
絵画芸術が到達した栄光の輝きをそのままに、威厳のあるブロンズ像となって、美術館のメインエントランスに隣接しています。

時代は違えど、写実的なスタイルが人気となり、宮廷画家に抜擢されてたフランシスコ・デ・ゴヤは、
足元に《裸のマハ》の彫刻が施されている像となって、美術館のチケット売り場に隣接しています。

美術館内は撮影禁止なので、こちらの2つのブロンズ像は、観光客にとって数少ない撮影スポットになっています。

フライング?!ミュゼショップで準備万端

プラド美術館の展示室は広いので、むやみに歩き回ると見たい作品に巡り会えない可能性が高いです。
まずはマップを必ず手に入れましょう!
「あれ、ミュゼショップって帰りに立ち寄るものじゃないの?」と思われた方、
ぜひ時間があればプラド美術館のガイドブックを購入してから回ることをお勧めします。
ガイドブックには画家や作品の解説が事細かに記されており、鑑賞が非常に有意義なものになることでしょう。
そして、日本語の音声ガイドもあるのでご安心を! ここまで重装備だと少し重かったですが…。
とはいえ、プラド美術館を満喫する準備は整いました。
さて、いよいよ作品を見に行きましょう!

プラド美術館、必見の作品はこれだ!

ディエゴ・ベラスケス

ディエゴ・ベラスケス 《ラス・メニーナス》1656 プラド美術館蔵

言わずも知れたベラスケスの名作。
実はベラスケスの作品は至近距離で見ると、意外にも荒いタッチのものが多いです。
そのため、《ラス・メニーナス》を見た私の第一印象は、顔以外の衣装や背景は結構雑に描いている?と思いました。
宮廷画家として多忙を極めたベラスケスならではなのでしょうか。それでも、作品との距離をおいて眺めると、荒いタッチが絵画全体を華やかにしていることが分かります。

《ラス・メニーナス》が展示されているのは「ベラスケスの間」と呼ばれる一室です。
展示室には、馬にまたがる王族の姿を描いた、躍動感のある絵画が多数飾られています。
室内全体を見渡すと、当時の王家の荘厳な雰囲気を感じられる圧巻の空間となっています。

フランシスコ・デ・ゴヤ

フランシスコ・デ・ゴヤ 《カルロス4世の家族》1800-1801 プラド美術館蔵

宮廷画家時代のゴヤの作品です。
当時の王家の衣装が非常に豪華で、全体的に華々しさを感じます。
その一方で、王家の人の顔、特に王と王妃に注目してくだい。王は目が泳ぎ、王妃は老いと引きつった笑顔が見られ、両者ともに美しさを感じられません。王家の記念となる貴重な絵画なのに何故なのでしょうか。
私見にはなりますが、ゴヤは理想的な美を求めていたのではなく、人間のありのままの姿を描きたかったのではないかと思います。私はこの作品から、彼の挑戦的で真っ直ぐな視線を感じました。

プラド美術館では、素描を含めると約650点ものゴヤの作品が収蔵されています。
色彩豊かな絵画で溢れる3階から宮廷画家時代の2階、そして晩年の黒い絵が並ぶ1階へと、
フロアごとに彼の作風の変化を感じることができます。

エル・グレコ

エル・グレコ 《羊飼いの礼拝》1612-1614 プラド美術館蔵

縦に引き伸ばした人体像が特徴的なエル・グレコ。
上記の特徴が加えられている本作品は、闇のように暗い背景に対して、周囲の人物は非常に色彩豊かに描かれています。さらに中央に描かれたキリストが光を放ち、見事な陰影表現となっています。
キリスト誕生のドラマティックな場面が伝わってきますね。

縦3メートルを超えるグレコの大型作品は、プラド美術館の訪問で初めて見ました。作品を目の前にすると宙に浮いているかのような感覚になり、すっかりグレコの世界に引き込まれてしまいました。

プラド美術館にはスペイン三大画家の作品以外に、ムリーリョやスルバラン、ボス、ルーベンスなど、
まだまだお見せしたい作品はありますが、今回の作品紹介はこのあたりで…。
すでに承知の方も多いと思いますが、プラド美術館は1日あっても到底回りきれません。
ツアー等で時間に余裕がない方は、ぜひ先ほどご紹介した画家とその必見作品を参考に、展示室を巡ってみてくださいね。
ちなみに筆者は5時間滞在しても満足できなかったので、後日再訪しました。

魅力溢れるマドリードの名画を巡る時間ははじまったばかり、
お次はソフィア王妃芸術センターをご紹介します。
vol.2もお楽しみに!

ちなみにマドリード観光についてはこちらで詳しくご紹介しています!ぜひ合わせてご覧ください↓
参考 【Photo×Travel】スペイン マドリード アクティブ編L.V.P. WOMEN

プラド美術館情報
住所:Paseo del Prado, s/n, 28014 Madrid, スペイン
定休日:1/1、5/1、12/25
開館時間:月曜~土曜 10:00~20:00
     日曜・祝日 10:00~19:00
     1/6、12/24、12/31 10:00~14:00
入館料:大人15ユーロ、シニア(65歳以上)7.5ユーロ、子ども(18歳以下)無料
お得情報:無料観覧時間あり 月曜~土曜 18:00~20:00
              日曜・祝日 17:00~19:00