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ニューヨークが生んだ伝説の写真家 永遠のソール・ライター 【会場レポ】

永遠のソール・ライター

現在、Bunkamura ザ・ミュージアムにて「 ニューヨークが生んだ伝説の写真家 永遠のソール・ライター 」が開催中です。2017年、同会場にて日本初の回顧展が開催され、異例の入場者数を記録して、大きな話題となった写真家のソール・ライター。今回、第二弾として開催される本展覧会を見どころとともにご紹介します!

ソール・ライターとは?

1950年代からニューヨークで第一線のファッション・フォトグラファーとして活躍したソール・ライター。
58歳で自らのスタジオを閉鎖し、世間から姿を消しましたが、80歳をすぎた2006年に、ドイツのシュタイデル社により出版された作品集『Early Color』を機に、再び写真家として脚光を浴びることになります。この新たな発見は大きなセンセーショナルとなり、その後展覧会開催や出版が相次ぎ、彼にとって写真家として実質的な第二のデビューとなりました。2012年にはドキュメンタリー映画「写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと」(日本公開は2015年)が公開され、その名前と作品は多くの人に知れ渡っています。

創造の源泉にあるもの

永遠のソール・ライター

本展覧会では、仕事場に残された彼の人生が語る作品や資料からソール・ライターという伝説が生まれた背景を探ります。作家のセルフ・ポートレートをはじめとし、彼の愛した人々のポートレートや資料、スケッチブックや家族のアルバム写真、愛猫館の写真などを紹介しています。

セルフ・ポートレート

永遠のソール・ライター

ソール・ライターは、本格的に写真を撮り始めたのは1940年代後半から1970年代にかけて撮影した多数のセルフ・ポートレートを残しています。元々、画家を目指していた彼にとってセルフ・ポートレートは、絵画とは異なる表現媒体であっても、自分の世界を想像するための実験場でした。

ソール・ライターを支えた2人の女性

厳格なユダヤ教の聖職者である父親のもと、ピッツバーグで生まれたソール・ライターは、父の希望に背き画家になるべくニューヨークを目指しました。生涯続くことになる父親との確執のなか、最も理解した家族は妹・デボラ(愛称:デビー)だけでした。そんなライターにとって、写真を始めた頃から彼女は、最愛の被写体です。その後、ソール・ライターはファッション誌『Harper’s Bazaar』を通して知り合った若手モデルのソームズ・バントリーとも、共通の関心事である絵画を通して親密となり、その関係は彼女が亡くなるまで続きました。ライター同樣、富にも名声にも一切関心を抱かなかったソームズの絵画作品は、彼女を撮影したポートレートとともに会場で展示しています。

知られざる作品群

永遠のソール・ライター

前回の展覧会でも、家族、スケッチブック、その他多数の資料が公開されましたが、アーカイブやリサーチにより、続々と新たな資料が発掘されています。中でも、ライター自ら自身の芸術の到達点と語っていたスケッチブックは、彼の描いた日記ともいえます。その他にも、初公開となる家族のアルバム写真、生涯愛して止まない愛猫の写真など、ソール・ライターの背景を知ることができる未発表作品をお見逃しなく!

ソール・ライターの世界を堪能しよう!

ソール・ライターのスライドプロジェクション

本展覧会では、膨大な未整理資料が眠るニューヨークのアーカイブから、世界初公開作品を含むモノクロ・カラー写真、カラースライド等の多くの作品を選び出し、最新デジタル技術を駆使して知られざる一面を紐解きながら、ソール・ライターの更なる魅力を紹介しています。数々の作品を通して…ライターが何を見て、何を感じていたのか、想像を膨らませながら会場を巡ってみてはいかがでしょうか?また会期中には、同館Bunkamura ル・シネマにて『写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと』が上映しています。ぜひそちらも併せて鑑賞することで、きっと見識が深まることでしょう。

展覧会情報

ニューヨークが生んだ伝説の写真家 永遠のソール・ライター

会場:Bunkamura ザ・ミュージアム(東京都渋谷区道玄坂2-24-1 B1F)
会期:2020年1月9日(木)~3月8日(日) *1月21日(火)・2月18日(火)のみ休館
開館時間:10:00〜18:00(入館は17:30まで) 毎週金・土曜日は21:00まで(入館は20:30まで)
入館料:一般 1500円、大学・高校生 1000円、 中学・小学生 700円
お問い合わせ:03-5777-8600(ハローダイヤル)
公式HP:www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/20_saulleiter/

メインビジュアル:ソール・ライター《薄紅色の傘》1950年代、発色現像方式印画©️Saul Leiter Foundation