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「日本・オーストリア友好150周年記念 ハプスブルク展 600年にわたる帝国コレクションの歴史」レポート

ハプスブルク

現在、国立西洋美術館にて開催中の『日本・オーストリア友好150周年記念 ハプスブルク展 600年にわたる帝国コレクションの歴史』。今回はこちらの展覧会をレポートしていきます。

ハプスブルク展 概要について

13世紀後半にオーストリアに進出後、同地を拠点に勢力を拡大し、広大な帝国を築き上げたハプスブルク家。個性豊かなハプスブルク家の人々や、当時の宮廷生活の紹介も行いつつ、時代ごとに収集の特色などを浮き彫りにした本展覧会では、絵画、版画、工芸品、タペストリー、武具など100点、5章7セクションによって、その帝室ならではの華麗なるコレクションをご覧いただけます。

ハプスブルク家とは?

ハプスブルク展

広大な帝国を築き上げたハプスブルク家、一度はその名を耳にした方もいらっしゃるかもしれません。
13世紀後半オーストリアに進出後に同地を拠点に勢力を広げ、15世紀以降は神聖ローマ皇帝の位を独占しました。同家がオーストリア系とスペイン系に系統分化した16〜17世紀には、後者がアジアやアフリカ、南アメリカにも領土を有し、まさに「日の沈むことのない帝国」と呼ばれました。ナポレオン戦争を引き金とした神聖ローマ帝国の解体後は、オーストリア帝国(1867年にオーストリア=ハンガリー二重帝国に改組、~1918年)を統治。
数世紀にわたって広大な領土と多様な民族を支配しつづけ、まさに欧州随一の名門と言えるハプスブルク家の人々は、豊かな財とネットワークを生かした、世界屈指のコレクションを築いたことでも知られます。

8人の王族と関連作品

会場では、絵画、版画、工芸品、タペストリー、武具など100点、5章7セクションによって、そのコレクションをご紹介しています。個性豊かなハプスブルク家の人々や、当時の宮廷生活の紹介も行いつつ、時代ごとに収集の特色やコレクションに向けられたまなざしのあり方を浮き彫りにしていきます。歴史の荒波に翻弄されながらも、その運命に揺さぶらつづけた、富と栄光を称えた8人の肖像画からは、その出立から貫禄が漂うだけでなく、気品あふれる表情でこちらを見つめており、まるで鑑賞者に何かを訴えかけてくるようです。ハプスブルク家の歴史を紐解けば…その意味も何やら理解できる気もしてきますね。肖像画に描かれている人物に寄り添いながら、想像力を膨らませて鑑賞してみてはいかがでしょうか?

様々なコンテンツから本展覧会を楽しんで!

数世紀にわたって婚姻政策で巧みに勢力を拡大し、ヨーロッパの中心に君臨しつづけたハプスブルク家。オーストリアと日本の国交樹立150周年を記念する本展では、華麗なる歴史のはじまりから、栄華を誇った時代をめぐり、20世紀前半に訪れるハプスブルク帝国の終焉までを振り返りながら、帝室ならではの華麗なるコレクションの世界がご覧になれます。また、宝塚歌劇団時代からマリー・アントワネットやエリザベトを演じた花總まりさんと、声優の梅原裕一郎さんによるナレーションで贈る音声ガイドはもちろん、ミュージアムショップではイラストレーター長場雄が描きおろした8人の王族たちがスタイリッシュなグッズとなって登場するなど、そちらも併せて大いに本展覧会を楽しんでみてはいかがでしょうか。

展覧会情報

日本・オーストリア友好150周年記念 ハプスブルク展 600年にわたる帝国コレクションの歴史

会期:2019年10月19日(土)~2020年1月26日(日)
会場:国立西洋美術館企画展示室
開館時間:9:30~17:30
毎週金・土曜日:9:30~20:00
ただし11月30日(土)は17:30まで
※入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜日、(ただし、11月4日(月・休)、1月13日(月・祝)は開館)、11月5日(火)、12月28日(土)~1月1日(水・祝)、1月14日(火)
観覧料金:当日:一般1,700円、大学生1,100円、高校生700円
HP:https://habsburg2019.jp