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日本・スウェーデン外交関係樹立150周年記念 長くつ下のピッピの世界展 ~リンドグレーンが描く北欧の暮らしと子どもたち~

2018年7月28日(土)から9月24日(祝・月)まで東京富士美術館にて『日本・スウェーデン外交関係樹立150周年記念 長くつ下のピッピの世界展 ~リンドグレーンが描く北欧の暮らしと子どもたち~』が開催しています。

世界中で愛読されるスウェーデンの国民的児童文学作家

 

スウェーデンを代表する世界的な児童文学作家、アストリッド・リンドグレーン(1907-2002)。
彼女は、94年間の生涯において子ども向けの作品を数多く生み出し、“子どもの本の女王”と呼ばれて世界中で親しまれています。その著書は、全世界100か国以上の言語に翻訳され、出版部数は総計1億6000万部にのぼります。
代表作『長くつ下のピッピ』は、風邪で寝込んでいた娘カーリンを喜ばせようと即興で語ったストーリーがもととなり、今日までロングセラーを誇っています。
会場では、リングリード本人がタイプし、娘が10歳の誕生日に贈った「オリジナルピッピ」が、スウェーデン国外に初出展されるだけでなく、2005年「ユネスコの“世界の記憶”」に登録されたスウェーデン王立図書館所蔵作品を含む、 貴重な原画が日本初公開される大変貴重な機会です。

写真(左)Photo by アストリッド・リンドグレーン作/イング リッド・ヴァン・ニイマン画《『長くつ下 のピッピ』初版本》1945 年 アストリッド・リンドグレーン社(スウェ ーデン)所蔵 Text Astrid Lindgren, Illustration Ingrid Vang Nyman CThe Astrid Lindgren Company. Courtesy of The Astrid Lindgren Company
写真(右)Photo by イングリッド・ヴァン・ニイマン《『ピッピ 船 にのる』挿絵原画》1952 年 スウェーデン王立図書館所蔵 (ユネスコ“世界の記憶”登録) Illustration Ingrid Vang Nyman CThe Astrid Lindgren Company. Courtesy of the National Library of Sweden, Stockholm

自分らしく、逆境に負けない生き方

アストリッド・リンドグレーンは、スウェーデンのスモーランド地方の農場で生まれました。その自然の中で幸せな子ども時代を過ごした原体験は、リン ドグレーンの最も重要な創造の源泉となりました。
その後、18歳で未婚の母となり、仕事と育児を両立させたリンドグレーンですが、自分らしさを貫 いたその生き方や、良いことも悪いことも含んだ彼女の人生には、現代 女性にとっても共感できる部分が多いでしょう。
リンドグレーンはその作品と人生において、子どもの人権を守り、不正に対して声をあげたオピニオンリーダーでもありました。特に、1978年ドイツ書店協会平和賞授賞式で行ったスピーチ「暴力は絶対だめ!」は議論を巻き起こし、翌1979 年にスウェーデンは子どもに対する肉体的・精神的暴力、体罰を法的に禁止した最初の国になりました。 法制化のための様々な支援活動において、重要な役割を果たしたのがリンドグレーンでした。
リンドグレーンは、その94年の波乱万丈な生涯で、まさにピッピのように「常識」にとらわれることなく、そして権力にも屈せず正しいと思うことを強い意志とユーモアを持って貫き通し、子どもたちのために、いちばん大切なものを守る努力を続けました。

Photo by The Astrid Lindgren Company Photo: Leif RJansson/TT Licensed by Copyrights Asia

本展覧会の見どころ

本展覧会では、スウェーデン王立図書館所蔵、ユネスコ“世界の記憶”に登録された『長くつ下のピッピ』等の貴重な原画をはじめ、スウェーデン、デンマーク、エストニア他より、「ピッピ」「ロッタちゃん」「やかまし村」シリーズ等の原画や、オリジナル原稿、愛用品など約200点が出品され、その多くが日本初公開!
併せて、本展のために制作される特別映像や、ピッピの住む〈ごたごた 荘〉を、外観・室内とも絵本の設定そのままに再現した大型模型を楽しめます。
さらに、リンドグレーン作品に描かれるスウェーデンの生活文化 、自然との共生、子育てといったテーマにも焦点が当てられ、すべての子どもたちと家族、かつて子どもだった大人たちに贈る、 どこかノスタルジッ クで心温まる展覧会に足を運んでみてはいかがでしょうか。

Photo by 『ピッピ』出版社用ポスター原画》1940 年代 後半 アストリッド・リンドグレーン社(スウェーデ ン)所蔵 ©Ingrid Vang Nyman/ The Astrid Lindgren Company

美術展情報
『日本・スウェーデン外交関係樹立150周年記念 長くつ下のピッピの世界展 ~リンドグレーンが描く北欧の暮らしと子どもたち〜』
会期:2018年7月28日(土)から9月24日(祝・月)
※以後、宮崎、京都、名古屋、福岡ほか全国巡回予定。
会場:東京富士美術館
https://goo.gl/maps/aMiKxtj63mK2
時間:10:00~17:00( 入場は16:30まで)
休館日:月曜日
※ただし、8月16日(月)は開館。
※8月17日(火)〜8月27日(金)までお盆休み
公式サイトhttp://www.pippi-ten.com