【大切なおしらせ】新型コロナウイルスによるサイト休止・活動縮小のおしらせ

国立美術館が独自のクラウドファンディングサイトを開設!

第 1 弾プロジェクトは、開館 60 周年の国立西洋美術館が所蔵する
モネの幻の大作《睡蓮、柳の反映》のデジタル推定復元!

独立行政法人国立美術館(本部:東京都千代田区 理事長:柳原正樹)は、新たな試みとして、国立美術館独自のクラウドファンディングサイトを立ち上げ、クラウドファンディングによるプロジェク トを開始します。

国立美術館では、展覧会の開催だけでなく、作品の購入や修復、教育普及、情報資料の収集など、幅 広い活動に取り組んでいますが、国立美術館を応援してくださる多くの皆さまと「来館者と美術館」 という平板な関係を越えて、共に何かを作り上げる「仲間」という関係を築き、一緒に文化・芸術を 盛り上げていきたいとの思いから、「国立美術館のクラウドファンディングサイト」を 3 月 15 日に立 ち上げます。
今後、美術館には、これまでの展覧会鑑賞だけでなく、自分が参加して実現したプロジェクトが披露され、それを見る場所という一面も加わります。

第 1 弾として、国立西洋美術館が所蔵するクロード・モネ《睡蓮、柳の反映》のデジタル推定復元プロジェ クトのクラウドファンディングを3月 15 日(金)から 6 月 7 日(金)まで実施します。 今後も、国立美術館 6 館※ の独自のプロジェクトを継続的に行っていきたいと考えています。

※東京国立近代美術館、京都国立近代美術館、国立映画アーカイブ、国立西洋美術館、国立国際美術館、国立新美術館

60年ぶりに発見されたモネの幻の大作がよみがえる!
国立西洋美術館開館 60 周年記念 クロード・モネ《睡蓮、柳の反映》
デジタル推定復元プロジェクト

記念すべき国立美術館のクラウドファンディング第 1 弾は、本年、6 月に開館 60 周年を迎える国立西洋 美術館が所蔵するクロード・モネ《睡蓮、柳の反映》のデジタル推定復元プロジェクトです。

本作品は、松方コレクション*のひとつとしてその存在は知られており、長らく行方がわからなかった作品ですが、2016 年にフランスで 60 年ぶりに発見され、翌年、フランス政府から松方家に返還、そして松 方家から国立西洋美術館に寄贈されました。松方コレクションの最後にして最大の幻の睡蓮の帰還は、大 きな話題になりました。 なお、本作品は、第二次世界大戦の疎開期に湿気や水の被害を受けたと推測され、上半分を失うなどの損 傷を受けており、現在、作品の残存部の修復を進めています。 作品そのものの失われた部分を復元することはできませんが、幸いにも作品の全図が写ったモノクロ写真 が残されていたことから、国立西洋美術館では、その全体像を推定してデジタルで復元するプロジェクト に取り組むことにいたしました。 本プロジェクトでは、残されたモノクロ写真を頼りに、残存部の科学的調査や最先端のデジタル技術など を駆使して、全体像を現代によみがえらせます。生き生きとした素早い筆づかいや色彩表現などの特徴ゆ えに、モネの作品の復元は困難を極めますが、AI 技術なども用いて復元に挑みます。推定復元したデジタ ル画像は、修復の終わった作品と共に、本年 6 月 11 日より開催の「松方コレクション展」での公開を予 定しています。

コレクションを築いた松方幸次郎が当時の日本の若い画家たち、そして私たちに見せたいと願った、美し いモネの大作を後世へ伝えられるよう、ご支援をお願いいたします。

松方コレクションとは?

松方コレクションは、川崎造船所(現・川崎重工業株式会社)の初代社長を務めた松方幸次郎が、1910~20年代にヨーロッパ各地で蒐集した美術品のコレクションです。このコレクションの一部は戦時下の接収を経て、フランス政府から日本政府へ寄贈返還され、これを保存・公開するための美術館として1959年に国立西洋美術館が設立されました。

詳細情報

第1弾 国立西洋美術館開館 60 周年記念
クロード・モネ《睡蓮、柳の反映》デジタル推定復元プロジェクト

期間:2019年3月15日(金)から2019年6月2日(日)までの80日間
目標金額:3,000,000円
公式サイト(3 月 15 日公開): https://crowdfunding.artmuseums.go.jp

メインビジュアル:Wikipediaより