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【レポート】温故知新の精神を学べ!今の生活が豊かになる企画展「民藝 MINGEI -Another Kind of Art展」

現在、21_21 DESIGN SIGHTでは企画展「民藝 MINGEI -Another Kind of Art展」を開催しています。146点にも及ぶ新旧さまざまな民藝品を通して、これからのデザインのインスピレーションとなる「Another Kind of Art=民藝」を紐解いていく本展覧会を、プレスプレビューの模様とともにご紹介します。

146点の新旧さまざまな民藝品

21_21 DESIGN SIGHTディレクターでもあり、日本民藝館館長を務める深澤直人氏が、素直にその魅力を語るコメントとともに、同館の所蔵品から146点の新旧さまざまな民藝を選び抜き、紹介している本展覧会。民藝のつくり手やそれを伝える人の暮らしと仕事を捉えた映像、深澤直人氏による個人コレクション、民藝の新たな表情を映し出す写真、日本民藝館にまつわる貴重な資料などの展示を通して、現代に生きる民藝の姿を紹介します。

民藝のはじまりとは?

1925年、民衆の用いる日常品の美に着目した柳 宗悦(1889-1961)が、無名の職人たちによる民衆的工芸を初めて『民藝』と名づけました。民藝の特徴でもある風土や風習を生かしたものづくりは、世代を超えて受け継がれていくなかで、素材、色、工程、用途、形などの独自性が際立ち、革新的で衝動的な、枠に捉われない創意工夫へと発展していきました。会場では、そんな新旧さまざまな民藝品はもちろんのこと、柳 宗悦が著した「日本民藝館案内」や心の内を短い句で表現した「心偈(こころうた)」。柳 宗理がレイアウトを手がけたとされる機関誌『民藝』の表紙、民藝運動初期のものづくりの様子が収められた「民藝運動フィルムアーカイブ」などを通して、民藝の歩みを振り返ることができる構成となっています。

本展覧会と併せて鑑賞したいプログラム‼︎

会期中には、ギャラリー3で開催中の本展覧会と関連した様々な企画が展開されます。民藝展の参加作家であり、カナダ人映像作家・プロデューサーのマーティ・グロスが40年以上に渡って活動を続けている「民藝運動フィルムアーカイブ」の特別上映イベントや、使い手としての生活者の立場に立ち、商品のあるべき原点を今一度見直そうと生まれた、現代の民具ともいえる無印良品に着目し、民具と無印良品双方を展示する「民具 MINGU展」など。地域ごとの特色が失われ、ものへの愛着が希薄になりがちな時代だからこそ、民藝に宿る無垢な美意識と精神性が感じとれる本展覧会から、使い手のみならずものづくりに携わるすべての人々に大きな衝撃を与えてくれる、新しい時代のエネルギーに出会ってみてはいかがでしょうか?

トップキャプション / Photo : Masaya Yoshimura

展覧会情報

「民藝 MINGEI -Another Kind of Art展」
会期:2018年11月2日(金)〜2019年2月24日(日)
会場:21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー1&2
住所:東京都港区赤坂 9-7-6 東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン
定休日:火曜日(12月25日は開館)、年末年始(12月26日〜1月3日)
開館時間:10:00〜19:00 (入場は18:30まで)
入館料:一般 1,100円、大学生 800円、高校生 500円、中学生以下無料

無印良品 企画展『民具 MINGU展』