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【レポート】世界最大のムンクコレクションが来日!多面的なムンクに触れて『ムンク展―共鳴する魂の叫び』

現在、東京美術展で開催中の『ムンク展―共鳴する魂の叫び』。世界で最もよく知られる名画の一つ「叫び」を描いた西洋近代絵画の巨匠、エドヴァルド・ムンク。愛や絶望、嫉妬、孤独など人間の内面が強烈なまでに表現されたムンクの作品がご覧になれる本展覧会をご紹介します。

世界最大のムンク・コレクションが来日!

エドヴァルド・ムンク《叫び》1910年?

世界で最もよく知られる名画の一つ「叫び」を描いたノルウェーの国民的画家であるエドヴァルド・ムンク。複数描かれた「叫び」のうち、ムンク美術館が所蔵している、人物の瞳がないテンペラと油彩画の「叫び」は、今回が待望の初来日です!本展覧会は、画家の故郷であるノルウェーの首都にあるオスロ市立ムンク美術館のコレクションを中心に、約60点の油彩画に版画などを加えた約100点から構成される大回顧展です。

ムンクの生涯に想いを馳せて

(手前)エドヴァルド・ムンク《石像(マドンナ・吸血鬼Ⅱ)》

エドヴァルド・ムンク(1863年- 1944年)は、ノルウェーのローテンで医師の父のもとに生まれ、子供時代に母親と姉を亡くした経験から、生涯にわたり死生観を反映した絵画作品を多く手掛けました。本展覧会ではムンクが描いた、愛、絶望、嫉妬、孤独など人間の内面を生々しく、そして強烈なまでに表現された数々の代表作品が展示されています。「接吻」や「吸血鬼」など画家が繰り返し取り組んだモティーフにはじまり、家族や友人の等身大の肖像画、躍動的な美しい版画、ノルウェーの自然を描いた色彩輝く大迫力の風景画まで…初期の自画像などにみられる写実的な画風から、中期の心情をあらわした不安なタッチ、そして晩年期のノルウェーに帰還して描いたエネルギーに満ちあふれた作品を追いながら、約60年にわたるムンクの生涯に想いを馳せてみてください。

多面的なムンクに触れて

エドヴァルド・ムンク《太陽》1910-13年

ムンクは「叫び」の強烈なイメージにより暗くて、狂気を放っている画家と思われがちですが、それは一面にしか過ぎません。人間の負の感情などのダークサイドを直接的に描いている前半の表現とは異なり、神経衰弱を乗り越え、後年には美しい色彩を用いた風景画を制作しています。名画の一つである「叫び」だけでなく、他作品も注目して鑑賞してみることで、多面的なムンクを知ることができる貴重な機会になることでしょう。会期中には学芸員による見どころレクチャーやこどものための鑑賞会が開催されます。是非、「叫び」以外のムンク作品から新たな一面を発見してみてはいかがでしょうか?

作品はすべてオスロ市立ムンク美術館所蔵
All Photography ©️ Munchmusset

美術展情報

『ムンク展―共鳴する魂の叫び』

会期:2018/10/27(土)~2019/1/20(日)
会場:東京都美術館 企画展示室
時間:9:30~17:30
※金曜日、11/1(木)、11/3(土・祝)は20:00まで
※入室は閉室の30分前まで
休室日:月曜日(ただし、11/26、12/10、12/24、1/14は開室)、12/25(火)、1/15(火)
年末年始休館:12/31(月)、1/1(火・祝)
HP:https://munch2018.jp
問い合わせ先:03-5777-8600(ハローダイヤル)